1.輸送の安全に関する基本的な方針
安全宣言 | 人命尊重の会社理念に則り、となみ観光交通株式会社は、「安全」を最優先とし、信頼される企業を目指して運行することを宣言します。 |
基本方針 | 当社は、旅客自動車運送事業者として、輸送の安全第一を常に意識して、一層の安心と信頼の向上を図ります。 |
安全方針 | (1)安全運転を第一とし、法令順守し、基本に忠実に日々業務を遂行すること。 (2)車両の整備・始業点検を的確かつ厳正に行うこと。 (3)点呼において、安全意識を常に心掛けること。 (4)教育を通じて日々安全への啓蒙、関心を高めること。 (5)万が一重大事故の場合、人命尊重を第一に対処し、 速やかに上司、関係機関への連絡をとること。 |
令和6年4月1日 となみ観光交通株式会社
代表取締役社長 吉田 智行
2.輸送の安全に関する目標及び当該目標の達成状況
期間:令和6年4月1日~令和7年3月31日
目標:人身事故ゼロ、自動車事故報第2条に規定する事故ゼロ
交通事故発生(自損含):10件以内 及び 自損事故 10件以内
3.自動車事故報告規則第2条に規定する事故に関する統計
(前年度の総件数及び事故類型別の事故件数)
令和5年度事故件数 (自動車事故報告規則第2条に規定する事故)
期間:令和5年4月1日~令和6年3月31日(令和5年度)
件数:0件(その内、輸送の安全に関わる行政処分:0件) 接触及び自損事故:28件
4.輸送の安全に関する組織体制及び指示命令系統
5.輸送の安全に関する重点施策
【後退時における確実な安全確認の徹底】
- ●十分な周囲の状況確認をする。
- ●確実な停止後、安全確認をして後退操作を行う。
- ●必ず、ハザードを点けて後退する。
※後方の確認ができない場合は、必ず車から降りて確認すること。
6.輸送の安全に関する計画
安全に関する投資計画 R5年度(R5.3.21~R6.3.20)
種別 | 項目 | 金額 | 備考 |
①健康管理関連
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健康診断
適性診断
SAS検査
脳ドック |
¥538,820
¥10,000
¥10,000
¥44,000 |
※バス部は、バス協会員の為無料
2名分として
2名分として |
②社員教育・外部研修
|
UDタクシー講習
運行管理者試験費用
e-ラーニングシステム利用料
講習会経費
貸切バス安全性評価認定手数料 |
¥8,000
¥15,000
¥231,000
\40,000
¥130,900 |
¥19,250✕12ヵ月
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③安全設備
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スマホ契約料・使用料
アルコールチェッカー契約料
運行管理システム |
\1,080,000
¥147,840
¥526,680 |
\90,000(平均)✕12ヵ月
年額 \6,320,160
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④車両設備 |
車両導入費用(大型バス)
車両導入費用(中型バス) |
¥20,000,000
¥20,000,000 |
|
⑤ 福利厚生 | インフルエンザ助成金 | ¥20,000 | \1,000×20名 |
⑥コロナ対策費 | アルコール消毒液など | ¥100,000 | |
合計 | ¥42,902,240 |
7.輸送の安全に関する予算等の実績額
安全に関する投資実績 R4年度(R4.3.21~R5.3.20)
種別 | 項目 | 金額 | 備考 |
①健康管理関連
|
健康診断
適性診断
SAS検査
脳ドック |
¥538,820
¥9,600
\89,110
¥220,000 |
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②社員教育・外部研修 | UDタクシー | ¥8,000 | |
③ 安全設備 |
携帯電話契約料・使用料
アルコールチェッカー契約料
運行管理システム
e-ラーニングシステム初期導入費用
安全マネジメント評価 |
¥1,080,000
¥180,000
¥43,890
\55,000
¥561,360 |
月平均¥90,000×12カ月
年額¥526,680
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④ 車両設備 | バス下廻り防腐塗装 | \3,638,745 | 車両3台 |
⑤福利厚生 | インフルエンザ助成金 | ¥9,000 | \1,000×9名 |
⑥コロナ対策経費 | \250,535 | ||
合計 | ¥6,651,900 |
8.事故、災害等に関する報告連絡体制
9.安全統括管理者、安全管理規程
『安全管理規程』 平成25年12月26届出
安全統括管理者:吉田 智行(令和2年6月21日 専任)
10.輸送の安全に関する教育及び研修の計画
2023年 指導教育年間計画表
作成日:2022年12月25日
教育内容 | |
1月 | ・1~3月の閑散期を利用、国土交通省「旅客自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」に基づいて、春の行楽シーズン備えた安全教育強化月間を設定する(1~5) |
2月 |
・運転者などに対する運輸規則指導監督内容に準じた再確認、勉強会の実施(6~9) ・自損(接触)事故などを起こした運転者に対する運転技術フォローアップ練習会の実施 |
3月 |
・ドライブレコーダーを活用した「ヒヤリハット箇所、案件」の勉強会(14) ・前年度における事故発生状況、クレーム案件、ほか各種総括 ・新年度における重点項目、並びにドライバー個別での年間目標の設定と確認 ・年度始めにおける「輸送の安全に関する目標」の設定 |
4月 |
・春の全国交通安全運動に伴う重点事項の周知徹底、社長・安全統括管理者による早朝巡視 ・労基法改善基準告示、健康管理についての講習会の実施(10) ・安全装置のついた貸切バスの適切な運転方法についての実習(13) |
5月 | ・接遇・マナー講習会の実施 |
6月 | ・ドライブレコーダーを活用した「ヒヤリハット箇所、案件」と労基法改善基準告示の勉強会(14) |
7月 | ・夏の交通安全県民運動に伴う重点事項の周知活動 |
8月 | |
9月 |
・秋の全国交通安全運動に伴う重点事項の周知活動、社長/安全統括管理者による早朝巡視 ・「運転姿勢」「旅客接遇」などにおける添乗査察の実施+再指導教育の実施 ・ドライブレコーダーを活用した「ヒヤリハット箇所、案件」の勉強会(14) |
10月 | |
11月 | |
12月 |
・年末の交通安全県民運動に伴う重点事項の周知確認 ・降積雪時期の運行における安全講習会、タイヤチェーン脱着講習、雪道走行(11) ・応急救護講習会の実施、非常信号用具、非常口、消火器などの取り扱い再確認(12) ・ドライブレコーダーを活用した「ヒヤリハット箇所、案件」と労基法改善基準告示の勉強会(14) ・年末年始、飲酒運転防止における留意点の再確認、 |
備考 |
「旅客自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」 1.事業用自動車を運転する場合の心構え 2.事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項 3.事業用自動車の構造上の特性 4.乗車中の旅客の安全を確保するために留意すべき事項 5.旅客が乗降する時の安全を確保するために留意すべき事項 6.主として運行する路線もしくは経路または営業区域における道路および交通の状況 7.危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法 8.運転者の運転適性に応じた安全運転 9.交通事故に関わる運転者の生理的および心理的要因およびこれらへの対処方法 10.健康管理の重要性 11.異常気象時における対処方法 12.非常用信号用具、非常口、消火器の取り扱い 13.安全性の向上を図るための装置を備えた貸切バスの適切な運転方法 14.ドライブレコーダーの記録を利用した運転者の運転特性に応じた安全運転 |
11.輸送の安全に関する内部監査結果及びそれを踏まえた処置内容
2022年12月13日 内部監査実施
内部監査員:専務取締役・総務部長 小野津 茂樹
監査結果:委託事業者への情報の共有がされていなかった。(取組内容、相互の連絡体制など)
12.行政処分内容、講じた処置
過去3年間、特になし
貸切バス事業者安全性評価認定制度について
貸切バス安全性評価認定制度において、2023年に評価認定★★★の3ッ星認定受けました。
お客様に安全と安心をより一層提供できるよう、この三ッ星を維持して、さらに安全に対する高みを目指していきたいと思います。
・貸切バス安全性評価認定制度について詳しくは、こちら。
・評価認定事業者については、こちら。
無事故連続記録達成ボードについて
毎年一度、輸送の安全に対する年間目標を掲げていますが、その安全目標を達成すべく施策の一環として無事故連続記録達成ボードをお客様・社員の一番目につく会社玄関に掲げ、会社一丸となって無事故連続日数を延ばそうと1日1日、安全運転に心掛けています。
巡回指導について
毎年、一般貸切旅客自動車運送適正化機関(一般社団法人 北陸信越貸切バス適正化センター)による巡回指導を営業所ごとに行っていただいております。
平成28年1月15日に長野県軽井沢町で発生したスキーバス事故を受け、国土交通省に設置された軽井沢スキーバス事故対策検討委員会において、このような悲惨な事故を二度と起こさないという強い決意のもとに、平成28年6月3日、「安全・安心な貸切バスの運行を実現するための総合的な対策」がとりまとめられました。
また、平成28年12月2日には、監査機能の強化と自主的改善の促進に向けて、適正化事業実施機関が巡回指導を行うための負担金制度の創設等の措置を講ずる「道路運送法の一部を改正する法律」が成立しました。
これらを受け、北陸信越地域における貸切バス事業者への適正化事業実施機関となるべく、関係者の理解と協力を得ながら「一般社団法人北陸信越貸切バス適正化センター」を設立いたしました。
北陸信越地域(新潟県、長野県、富山県及び石川県)における貸切バス事業の適正化を推進することにより、輸送の安全及び利用者の利便の確保を図ることによって、公共の福祉に寄与することを目的とする機関です。(http://www.hsbt.or.jp/about/index.html)
・2023年3月29日 本社営業所、南砺営業所、本社への集合方式による巡回指導。→改善要請なし
・2022年3月15日 本社営業所、南砺営業所、コロナ禍により、非対面式による巡回指導。→改善要請なし
運輸安全マネジメント評価について
隔年に一度、安全マネジメントについてNASVA《自動車事故対策機構》に評価をいただいております。
輸送の安全についての取組みが、経営トップ主導のもと計画し(P)、きちんと実行されているか(D)、また、それをチェックし(C)、改善し行動しているか(A)、安全マネジメントがPDCAサイクルで実行されているかをチェック・評価していただいております。
・第3回NASVA運輸安全マネジメント評価:令和5年5月10日~11日
・第2回NASVA運輸安全マネジメント評価:平成31年3月8日~9日
・第1回NASVA運輸安全マネジメント評価:平成29年3月16日~17日
・第1回北陸信越運輸局運輸安全マネジメント評価:平成27年1月27日~28日
運輸安全マネジメントについては、こちら。